PTAにあえて全力で取り組んで検証してみた


こんにちは!仕事と育児の両立とキャリアの充実を目指す札幌の働くママMog!真紀子です!

昨日、この5か月間取り組んできた今年度のPTAの活動が終了しました。
今日は今年「あえて」全力で取り組んでみたPTAについて書きます。

なぜ「あえて全力」か

働くママに嫌煙されがちなPTA活動に、今年はあえてかなり本気で取り組んでみようと思ったのは、実態が分かっていないのに「なくても成り立つのでは?」「外注すればいいのに」「無償労働はありえない」「目的もゴールもあいまいな雑談の場にいたくない」という発言をしたくなかったからです。

また、多くの先輩ママや働くママ向けのメディアのいう「PTA活動も仕事に活かせるスキルになる」ということも検証してみようと思ったからです。

もちろん、最初からそのつもりでやろうとしたわけではありませんでした。
そうせざるを得ない状況が、PTA活動に対するパラダイムシフトのきっかけになったのです。

自分の立ち位置を決める

娘の小学校は全員必ず何かの委員会に入らなければならない慣習があり(任意参加ではない)第3希望まで希望を出せるようになっています。

私は今年は9月に実施するPTA主催のお祭りの実行委員会に入りました。
2年生が担当するコーナーは手作りの工作品や手芸品と文具や生活用品の既製品を売るフリーマーケットで、自分たちで工作品を作る、工作品や手芸品、既製品を全校から募る、それらを仕分けして値付けをする、当日のお手伝いママさんたちのシフトを作る、などの企画と作業が実行委員の役割でした。

その中で、私は連絡係という役割を立候補しました。
委員会からの情報を委員に伝えたり、委員からの情報を委員会に伝えたり、隣のクラスの連絡係と進捗を共有したりするのが連絡が係の役割でした。

立候補した理由は、初回の委員会発表を兼ねたクラス懇談の日に「誰かやってくれる人」「しーん」というお決まりの気まずい雰囲気と無駄な時間が耐え難く、連絡係だと自分が出席できない日も情報が集まってきて全体の進捗が確認できるし、それ以外の係をしなくて済む、と思ったからです。

懇談会のその場でクラスの委員8名でLINEグループを作成しました。

学校へ行く頻度が高いことを後から知らされる

初回の委員会に参加したのは5名。
そこで発表されたのはお祭りまでの全体スケジュール。

5か月間の学校へ行く頻度は、委員会全6回、工作品制作日2回、前日準備と当日(土曜日)、委員会と制作日はすべて平日の午前中に設定されていました。

委員会は毎回3名程度の出席が必要で、人数の計算上は一人2回程度の参加でよい、ということになります。

委員会のほかにも参観日には学校に行くことを考えると、月に1回程度平日休みを取れればこなせる頻度です。

ただ、作業の進捗によっては設定された日以外にもクラスごとの打ち合わせや任意で集まって作業する日が必要で、そうなるとちょっと多いな、という印象でした。

グループLINEでそのことを伝えると、他のみなさんからの反応も驚きが多く、委員会は負担が偏らないように一人2回は参加していただきたい、と促すも「平日日中は絶対休めないので当日以外は参加できません」という方、「学校には行けないけど指示してもらえれば家でできる作り物はやります」という方も。
平日フルタイムで仕事をしている方がほとんどだったのです。

それならなぜこの委員に入ったのだろう、という疑問もあるかもしれませんが、どれくらいの頻度で活動が必要かは知らされていませんでしたし、そもそも望んで入った方は半分くらい。第一希望から漏れて仕方なくお祭り委員になってしまった方も多かったのです。

一方でとなりのクラスの委員のみなさまはハンドメイドが得意な方も多くやる気満々で、平日の時間も融通が利くという方ばかり。最初から温度の違いに波乱の予感を感じてドキドキしました。

腹をくくって自分の糧にしようと決める

最初の2か月はグループLINEに投稿しても反応がほとんどなく、LINEのスケジュール調整機能を使って出席可否を確認しようにも、「先のことは仕事の状況によるのでわかりません」という方がほとんどで2回目の委員会への出席も2名、隣のクラスは7名参加で、隣のクラスの方が主導で進めてくださる構図ができていきました。

ほどなくして、ママ友経由で隣のクラスの方から「あっちのクラス全然やる気ない」などと言われていることを聞いたり、直接「平等に役割を割り振りましょう」と言われたりして、一方で「やりたい人はやればいい。でもそれを押し付けないでほしい」と思う方もいて、この無意味な対立を生む状況を回避できないものかと思いました。

PTAの活動への考え方はそれぞれ違います。積極的に取り組みたい方もいれば、その活動にまったく意義を見出せない方もいらっしゃいます。

私は、もしこれが会社だったらどうだろうか、と考えました。
そこに労働と対価や雇用主と労働者という概念があれば、個人がどう思っていようが会社の方針に従い、対価を得るために責任を全うするだけです。

けれどもこの活動は無償労働、責任も義務もありません。この多様な価値観のチームをまとめていく上司やリーダーという存在もいないのです。

私は、以前森本千賀子さんのセミナーで聞いた「管理職になるための練習の場は日常にいくらでもある」という言葉を思い出しました。

そこで、パラダイムシフトをし、PTAをやらされて面倒なものではなく、PTAをキャリアにしようと思ったのです。

それぞれができる範囲で全員参加、そして成功

取り組む目的を切り替えると、最初は「ここは会社ではないし、私はただの連絡係で上司ではないので指示はできないのだけど」と思っていたことも、指示したらやってくれるなんてありがたい、という気持ちに変わりました。

グループLINEでは本音が言いづらくても、個別メッセージなら聞けるかも、と思い個別にメッセージのやり取りをして、それぞれのお仕事がどんな状況で何ならできそうかを聞くこともできました。

たくさんあるタスクを学校でできること、自宅でもできることに切り分け、自宅でするために手順書を作ったりして、「学校に行ってみんなでワイワイ楽しく作る」も「作り方のマニュアルや動画をみながら自宅でコツコツ作る」もよし、という形式で進めることができるようになりました。

私は、工作や手芸は好きだけどそんなに得意ではなく、その代わり書類を作ることは得意なので、率先して議事録を作り、プリント類も作りました。
お陰で普段会社ではあまり使わないWordのスキルが上がりました。

お祭りは完売御礼で大成功、達成感のある活動になりました。
この達成感は、やらされて参加した前年度には味わうことのできなかったものでしたので、やはり目的をもって取り組む姿勢って大事だなと感じました。

自分にとっての参加意義が感じられたのが大きな収穫

PTAの活動が働くママにとって負担になるのは事実だと思います。
男性の参加率が低いというのもあるのかもしれません。

私も今回超繁忙期の中で結局委員会は全6回出席し会社の同僚にもとても負担をかけてしまったので、そうまでして参加する価値のある活動なんだろうか、と思うこともありました。

けれど、今回参加をしてみて感じたのは、学校は子供の学業の場だけでなく、地域の施設であるということ。
日頃子供たちを見守ってくださる近隣のみなさまにとっても、開放図書館が大切な憩いの場になっていたり、ラジオ体操やスポーツの場となっています。

先の地震の時には避難所になり、夫が出張中で不便さを感じる中、たくさんの方に助けていただき、普段地域の活動にまったく貢献していない自分や、無償労働には価値がないなんて少しでも思っていた自分の器の小ささに、恥ずかしくなりました。

PTAの活動は、自分が一番身近で参画できる地域活動だと思うようになり、それだけで私の中で仕事を調整して同僚に協力をお願いしてでも参加する意義を感じることができました。

組織の運営は旧時代的で無駄が多く、負担を感じたり嫌煙される要素が盛りだくさんなので、今の時代に合わせた改善・改革は絶対に必要だと思います。

色々な事情や価値観をお持ちの方が、できる範囲でできることをする、という参加形態でないと、共働き世帯のほうが多い今の時代のPTA活動を継続・維持できないと思っています。

だからといって自分が運営を変えるような大きなことをできるわけではありませんが、これからも関わりの中で自分のできることをしていきたいと思っています。