こんにちは!仕事と育児の両立とキャリアの充実を応援する札幌の働くママキャリアコンサルタントMog!真紀子です!
日経DUALの記事が、ちょうど今月ファシリテーターとして参加するイベントのテーマとかぶっていたので感じたことを書いてみようと思います。
記事はこちら↓↓
育休取得パパ 復職したら仕事と居場所がなくなった
1カ月半でも短過ぎると思った育休。復職後は自信を失ったが、転職で新しい役割と責任を得た
https://dual.nikkei.co.jp/atcl/column/17/012500162/041800005/?n_cid=DUALML01
この記事を読んで、
男性が育休を取ったら仕事を失い評価も下がった!?
怖くてとても自分にはやっぱりできないーー!!
と思う男性も大勢いるのではないかと思います。
育休明けに居場所がなかった、育休明けは戦力外のマミートラック、なんて働くママの中ではもはや語りつくされた「よくある話」ですね。(パパだとパピートラック!?なんでしょうか?)
子供が生まれたら女性が育児をするもの、男性はよりいっそう家族のために働くもの、という固定観念の中で、選択すらできず生きてきた多くの働くママたちの中には、選択ができる自由を羨ましく思う方も少なくないのではないでしょうか。
育休を取得すると仕事がなくなる、評価が下がる歪んだ社会、それが今の日本です。
では、どうしたらあんな恐ろしい目に合うかもしれないとわかっている育休取得をあえて選択しようと思えるのでしょうか。
制度の整備や会社や上司の意識改革はもちろん必要なことですが、当事者としてできることもあるのではないかと思っています。
その1つは、育休を取得することで得られるもの、に目を向けることです。
記事の中の男性は、育休取得前から会社で仕事を干されていき、復帰後は仕事を取り戻す努力をしたものの評価が得られず自信喪失したが、転職し自分のスキルや能力を見直すことができ、やりがいのある仕事に就け、自信を取り戻した、とも語っています。
かくいう私も、過去2回の育休復帰時は2回とも同じ部署の仕事には戻れず、積上げた評価もそのたびにリセットになり上司も同僚も変わるので信頼関係の構築から始めた経験があります。
記事で紹介された男性のように、気持ちを切り替えて自分なりに新しい環境で頑張ろうと意気込むけれど、「仕事<育児の人」というレッテル貼られ、やりがいのある責任ある仕事を任されず、経験しないからスキルも備わらず、の悪循環で自信を喪失し存在意義がわからなくなっていきました。
それでも、現在は自分の軸を持って過ごせているのは、出産・育児でキャリアチェンジをしたことで、自分の働き方やスキルの棚卸しができ、取捨選択ができるようになったからだと思っています。
記事の男性は育休取得後の転職が自分のキャリアを見直す機会になったと言っていますが、確かに転職活動をすると、履歴書や職務経歴書を作成したり、応募する会社で働く自分をイメージしたりする過程で、自分が何を大切にしてきて、これからどうしたいかが明確になりますよね。そのうえで納得して決めた新しい職場で能力を存分に発揮できたら、自信にもつながるでしょう。
転職とまではいかずとも、育休を取得することで環境を変え、自分の働き方・生き方を改めて考えてみるというのは、その後のまだ長い人生を選択するうえで大切なタイミングなのではないでしょうか。
私自身は、待機児童問題もあり育休を取得するかどうかの選択の余地はありませんでしたので、育児休業中は自己投資の期間と割り切り、母子の生活リズムが安定してくる時期から、自分のための時間も作りました。
具体的には、育休復帰後のキャリア形成のために定期的なコーチングセッションを受けキャリアの棚卸をしたり、大学でマネジメントや心理学を学んだり、資格を取得したりしてインプットをしたり、働くママのコミュニティを立ち上げてイベントをしたり、子供のための読み聞かせや工作のボランティア活動をしたり、知識やスキルをアウトプットする機会を作りしました。
そんな自身の経験から、かわいい子供の育児を楽しみながら、普段仕事をしていたらなかなかできない自分を高める時間も得られる、というのが、育休取得で得られるメリットだと感じています。
私は、誰もが仕事も子育ても自分らしく選択できる社会にするために、男性の育休取得を推進していきたいと思っています。
5/24(金)のパパ育休のイベントもそんな想いで関わっています。
興味をお持ちいただけましたらぜひ会場にお越しくださいね。
詳細&お申込みはこちら↓↓
今日も素敵な一日をお過ごしください♪