妊娠発覚!!仕事を続けるor続けないをどう決める?

こんにちは!仕事と育児の両立とキャリアの充実を応援する札幌の働くママキャリアコンサルタントMog!真紀子です!

今月は妊婦さん支援月間なのかというくらい、妊婦さんからの就業継続に関する質問や相談がたくさんありました。

特に初めての妊娠で体調面の不安からお仕事の継続に悩まれる方が多かったので、妊娠を機に仕事を続けるか、続けないかを決めていくためのアドバイスをまとめました。

 

 

どんな選択も「不正解」はない!自分の答えを見つけよう

まず、ご相談をいただいた方には、仕事や人生のことで悩むのは当然のことなので、時間をかけて色々な方向から検討してくださいということ、そしてどんな決断をしたとしても、「不正解」はないということをお伝えしています。

職場の雰囲気、前例の有無、仕事の内容やボリューム、責任範囲、経済的な事情、家族の出産や育児への考え方、出産後の生活スタイル、それらは誰一人として同じということはありませんので、周囲の意見は参考にしつつ、最終的には自分にとってベストな答えを出していきましょう。

そうして一生懸命考えて出した答えに正解や不正解という評価をする必要もありません。

先輩ママの事例から「大切にしたいこと」を考えてみよう

そうはいっても、選択するための情報を持っていなければ、自分にとっての答えを導き出すこともできませんので、先輩ママの事例から、自分の大切にしていることに近い情報を探ってみましょう。

<仕事を続けたママ>
Aさん(20代後半)週5日フルタイム勤務、夫(30代前半)週5日フルタイム勤務

Q.仕事を続けるという選択をしたのはなぜですか?
つわりが重い時期は、周りの方に迷惑をかけるし、いったん退職して育児に専念して落ち着いたら復職しようかな、とも思いましたが、辞めてしまうと収入がなくなって生活ができないし、働いていないと保育園に預けられないと先輩ママから聞いていたので、辞めることのほうがリスクだと感じました。

Q.体調が悪い時はどのように乗り切ったのですか?
つわりで起き上がれない時期は2週間お休みをして、その後も出産までは体調が優れない日はお休みや早退をさせてもらいました。安定期に入ると楽になったので、体調がよい日は「他にできることはありませんか?」と休みの間代わりに自分の仕事をしてくれた方に声をかけたり、みんなで使う場所の掃除をしたりして、自分にできることを探しました

Q.続けるという選択をしてよかったと思うことは?
戻る職場があるというのは、精神的にも経済的にも安心感があって、育児休業期間を存分に楽しむことができています。私も夫も旅行が好きで子供と一緒に旅行にも行きたいし子供の教育資金も貯めたいと思っているので、続けてよかったと思っています。ただ、育休明けたら毎日がとても忙しくなると思うので、子供に丁寧に接することができるだろうかという不安はあります。

 

<仕事を続けなかったママ>
Bさん(30代前半)週5日フルタイム勤務、夫(30代前半)週5日フルタイム勤務

Q.仕事を続けないという選択をしたのはなぜですか?
転職して半年というタイミングに、不妊治療の末に授かりました。まだ新人ということもあって貢献できることも少ないのにつわりが重くて休むことが多くなり、周囲の方は優しく接してくれていましたが仕事が思うようにできないことでいたたまれず、辞めました。

Q.仕事を辞めたあとはどのように過ごしていましたか?
気持ちがとても楽になり、体調も働いていたときよりもよくなりました。働きたいけど働けないことがとてもストレスになっていたことがわかったので、勇気を出して選択してよかったです。ただ、夫の収入だけになってしまったので貯金を切り崩して生活していて経済的な不安はあります。

Q.続けないという選択をしてよかったと思うことは?
出産までの時間を、ゆっくりと過ごすことができたことです。胎動を感じたり、赤ちゃんの洋服を選んだり作ったり、胎教やマタニティヨガの講座に通ったりして、赤ちゃんを迎える準備ができて幸せな時間を過ごせました。やりたかった仕事の分野の書籍を読んで勉強することもできました。出産したら赤ちゃんのお世話で忙しくなるので、妊娠期間中にしかできないことを楽しめてよかったです。経済的な面と再就職の不安、それから社会とのつながりがなくなって居場所がない不安というのはずっと感じています。

 100%不安がない選択はない

いかがでしょうか。どちらのママも、自身の選択に「よかった」と言っています。
一方で、どちらを選んでもそれぞれに「不安」を抱えていることもわかります。100%不安がない選択というのもないのかもしれません。
それでも、自分が大切にしたいことを自分で選ぶことができれば、どちらの選択でも「よかった」と納得できるのです。
 
では、あなたが大切にしたいことはなんでしょうか。
 
赤ちゃんの健やかな成長は最も大切にしたい要素だとして、それ以外に、自分にとって大切な要素はなんでしょうか。

 

  • 赤ちゃんの健やかな成長
  • 経済的な状況
  • 仕事のキャリア
  • 復職後の生活
  • 職場の雰囲気
  • 社会とのつながり
  • その他・・・

お金のことは少し先の未来も描いて考えよう

つわりは一時的なものであったとしても(出産まで続く方もいらっしゃいますが)、暮らし、はずっと続きます。
Aさんがリスクだと感じていたように、生活するためにはお金が必要です。お金のことは、少し先の未来も描きながら考えてみることもお勧めします。
 
妊娠・出産を機に退職をした場合と、産休・育休を経て仕事を継続した場合の生涯賃金は1億円も違うというデータもあるように、女性が出産前と同じだけの収入が得られる仕事に再就職することは、今の日本ではまだまだハードルが高いのが現状です。
 
子供の成長と共に必要なお金は増えていきますので、仕事を続ける場合も続けない場合も、どのように経済基盤を整えていくのかは大切な要素になりますね。

まとめ

今日は妊娠を機に、仕事を続けるか、続けないかをどう決めていくのか、というテーマでした。
  • どんな選択も「不正解」はない!自分の答えを見つけよう
  • 先輩ママの事例から「大切にしたいこと」を考えてみよう
  • 100%不安がない選択はない
  • お金のことは少し先の未来も描いて考えよう

 

妊娠を機に、仕事の継続を迷っている方、モヤモヤの整理や大切にしたいことを見つけるお手伝いをします。メッセージください。

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  • 転職したばかりで産休・育休が取れるのか知りたい
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