母を客観視できたときに、心の闇から解放された

こんにちは!Mog!真紀子です!

 

 

先週から自分のこれまでのことを書いています。
本日で一区切りです。

 

 

私は、もともと今のように自分から人を巻き込んで何かを初められる人だったわけではありません。

 
ここまで、幼少時からのトラウマ、思春期以降の人間不信から抜け出したきっかけ、25歳で迎えたターニングポイント、研修講師という仕事に出会い、仕事の楽しさを学んだこと、そして、流産と不妊治療のこと、なぜ仕事をしながら大学へ行ったのかを書きました。

 

 

記事はコチラ↓↓
自分は会社とか組織にはなじめない人だと思っていました
最初のターニングポイントは25歳でした
研修講師、という仕事に出会ったきっかけ
「研修講師に向いてない」と言われたこと
初めての妊娠、流産、不妊治療でレジリエンス力(折れない心)を養えた
大卒の学歴と、正社員、不妊という壁を乗り越えたときに見えたもの

 

 

今日は、最後に、心の闇が浄化された、と感じたときのことを書きます。

 

 

私は、ずっとずっと母を恨んでいました。
私がいじめられていたのは、太っていたからでした。
いじめられて泣いて帰ってきた私に、母は泣くからいじめられるのだと言い、やられたらやり返せと教えました。
私はその通りにしました。いじめはエスカレートしました。

 

 

物心ついた時から私はまるまるとしていましたから、この体型になったのは母が私の食事と運動をきちんと管理しなかったからだと思いました。

 

 

私は、論理的で1つ1つの言葉を重く受け止めるタイプでしたが、母は直観的で今言ったことをすぐ忘れるような人でした。
母にとってたいした意味のない言葉は、私にとってとても価値のある言葉でしたから、母の心無い一言に何度も傷つきました。

 

 

論理的に納得ができないことは、なんで?なんで?とどこまでも問い詰める私に、母は「あんたは万年反抗期」と言う言葉で、片付けました。
私は、反抗的で、悪い子なんだと、思いました。

 

 

母と私はタイプが違うのだ、それゆえに私が母の言葉に何度も傷つけられたんだ、ということを知らずに、「あんたが生まれて何やっても泣き止まないときに、殺してしまいたくなったことあるわー」という話を、笑って話す母が本当に本当に許せなかったです。

 

 

タイプの違いもあってか、母とのコミュニケーションはとても難しく、お互いにうまくはいかなくて、「絶対母のようにはならない」と強く誓い、思春期以降、私は母を避けていました。

 

 

自分の人生の不幸をすべて母のせいにしていたのです。

それが、ようやく浄化されたのは、32歳。

 

 

自分が、親となってからです。

 

 

長女の出産後は、神奈川の実家にいきました。
25歳で家を出てからなので、7年ぶりの実家でした。

 

 

退院して3日後に、東日本大震災を経験しました。

小さな命は愛おしく、どんなことをしてでも守らなければ、と思いました。

 

 

「子供を守る親の気持ち」を自分が抱いた時に、母と父がどんな思いで3人の子供を育ててきたのかを知りました。

自分が親となって初めて、「自分が母の立場だったら」と、自分と母を切り離して、客観視できるようになったのです。

 

 

子宮が小さいために私を産む前に数回流産を経験して、私を産んだ母にとって、私は待望の第一子に違いなかった。
私が、長女の誕生をそう感じたように。

 

 

24歳の母が、ネットのない時代に、私をどう育てたらいいのかわからずに戸惑い、孤独な育児の中で泣きやまない私を目の前に絶望したことも、きっとあったでしょう、
これだけ情報があふれている現代においても、私は、泣きやまない子供につらくあたってしまっています。

 

 

私の長女は私の幼少期同様まんまるとしていますが、お腹いっぱい食べて、元気でいてくれるだけでありがたいんだ、ってことを、私はもう知っています。
体重や運動の管理ができていなかった母を、責めることなんてできないのです。

 

 

母は、3人の子を産み、1人は病気も抱えていて、その中で、働いてもいました。

父の大けが、退職で、途中からは一家の大黒柱として、家計を支えていました。

家計を支えるために、もっと稼ぐために、勉強をして資格を取りました。

 

 

私は、「母のようにはなりたくない」と言った自分を恥じました。

 

 

母がしてきたことを、できるか?と言われたら、できません。
病気を持つ子を育てながら、一家を支える、その覚悟もありませんでした。

 

 

子供も健康で、夫がしっかり稼いでくれていて、それでも子育ては難しいのだから、母の状況で、うまくできなくても当然でしょう。

 

 

親になってようやくわかったこと、でしたが、もう母に対し嫌悪感を抱くことはなくなりました。
今は尊敬しかありません。

 

 

これも、長女がもたらしてくれた奇跡なんだと思いますので、長女にも、感謝しています。

 

 

 

長々と、私の経験談にお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

私には、未完了の部分がまだたくさんあるので、自分の弱いところを見せるのが、苦手です。

「できている人」と思われないといけない、という強い強迫観念に囚われているので、ありのままの自分でいることがなかなかできません。

 

「こんなダメなところを知られたら、幻滅されるんじゃないか」
「集まってくれた人が、去っていってしまうんじゃないか」

 

という恐怖心を常に持っています。

教室の中で感じた、心無い言葉の暴力、悲しみ、孤独、恐怖は、大人になっても、鮮明にフラッシュバックします。

それを回避するために、考えない、言わない、書かない、という行動を無意識にとっているのでしょう。

 

 

でも、今回は、勇気を出して書きました。

 

 

子供のころのつらかったことなんて、なかったことにしたい過去、だと思っていましたが、書いてみることで、「それも必要な経験だった」と、意味づけができたら、自分の過去を受け入れられるのではないか、と思ったからです。

 

 

また、私と同じように、心に闇を抱いている方の、少しでも励みになればと思います。

 

 

自分の価値を信じて、社会と関われる人が増えますように。

 

 

今日も素敵な一日をお過ごし下さい♪

 

 

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